カフェで見つけた小さな幸せ


疲れた体を引きずるようにして入ったいつものカフェ。

冷たい空気から解放され、店内のホッとする暖かさが冷えた体に染み渡る。

いつものようにカフェラテを注文し、窓際のいつもの席に腰を下ろす。

初冬の夕方。

冷たい空気がますます冬の気配を感じさせ、もう秋も終わりなんだなと少し寂しくなる。


壁一面ガラス張りの窓から見える景色は、秋の日が沈む前の淡い光に包まれている。

まるで絵画のようなこの時間帯が一年の中で一番好きだ。

昼間の明るさとも夜の暗さとも違う、少し控えめでアンニュイなその光が、心をゆっくりとほぐす。

窓越しに行き交う人々をぼんやりと眺めながら、ラテを一口。

ふわりと香るコーヒーとミルクのバランスが絶妙で、疲れた気持ちをそっと癒してくれる。


店内にはメローな音楽が優しく流れ、それに混じるカチャカチャという食器の音。

この音の組み合わせは不思議と耳に心地よく、時より恋しくなり自然と足が向いてしまう個人的癒し空間。

同じように感じている人はいるのだろうか?

いてくれると嬉しいな。


やがて、外の明るさがだんだん薄れていき、店内のダウンライトの柔らかい明りが目立つように。

この切り替わる瞬間が、私はたまらなく好きだ。

外の景色が一日を終えようとしているのに対して、店内の温かな光が夜の始まりを優しく包み込んでくれるように思えて、ホッとする。


きっと外に出ればまた、冷たい風が吹いているのだろうけど、このひとときの余韻があれば、明日もまた頑張れそう。



最後まで読んでいただきありがとうございます。


疲れた日には、自分が心地よいと思える場所で、ほっと息をつける時間を大切に。

特別じゃなくてもいい。ただ、心地よければそれでいい。

心が整えば、きっと世界が少し優しく見えるはずだから。



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